レギュレーション

車両共通規則

全クラス共通

1.(1)総合仕様 

    ・すべての車両はMFJ国内競技規則、「ロードレース基本仕様」に適合していなければならない。また、車両公認時の状態で適合していない場合は除く。 

 ・但し、車検長により安全性に問題があると判断される場合は車検長の指示に従うこと。 

2.<<安全規定>> 

     ・ウインカー、バックミラー、ライト類は取り外さなければならない。 

・ハンドルは左右ともに最大に切った場合、車体でライダーの指を挟まないようにしなければならない。 

・レバー類はいかなる場合もその端部に丸みを持たせなければならない。 

・ステップバー、ペダル類の先端はいかなる場合においてもその端部に丸みを持たせなければならない。

・オイルドレンボルトとオイル給油口にはワイヤーロックを施さなければならない。

 ・エンジン、キルスイッチは、ハンドルを握って操作可能な位置に取り付けなければならない。(FN4-50は除く) 

・チェーンとスプロケットの間に身体の一部が誤って挟まれる事が無いようにフロントスプロケットカバーとリヤ スプロケットガードを取り付けること。(フロントスプロケットカバーはカウルとの兼用可) 

・チェーンカバーの取り付け。(リアフェンダーとの兼用タイプ可) 

・各キャッチタンクの取り付け。(オイル・燃料・冷却水・等) 

・アンダートレイ/フェアリング下部オイル受けの取り付け。(4サイクルエンジン車両・FN4-50は除く) 

・ブレーキレバーガードの取り付け・エアバッグの装着を推奨する。 

・エアクリーナーボックスで 300cc のオイル受け容量を確保できない場合、オイルキャッチタンクを取り付けるこ ととし、合計で300㏄以上を確保していなければならない(エアクリーナーボックス単体で300㏄以上確保でき る場合は、オイルキャッチタンクの装着は免除される)。 

3.参加車両

     ・一般生産型車両であるか、ベースとしていること。 

・下記の車両規定に合致した車両とし、ホイールサイズを問わない。 ・過給機は認めない。 

4.禁止事項

     ・フロントおよびリアのホイールスピンドル構造への軽合金の使用。 


スプリント

開催クラス SP ST125 NSF100 GROM(GC・RC) FN4-50

スプリント規則

1.参加資格 

・最低一度はサーキット走行の経験のある方 

・未成年者のエントリーは参加申込書に親権者の署名、捺印(実印)が必要、印鑑証明書を添えてエントリーのこと。 (印鑑証明書は確認

 後、返却される。)

 ・18才以下の選手は親権者もしくは親権者より委任された保護者がピットクルーとして登録され、競技会当日に 同伴しなければならな

  い。(選手受付はライダー本人が親権者同伴で行うものとする。)

2.参加申し込み受付期間

 ・開催日の1カ月前より10日前とする。締切日が土曜・日曜・祝祭日の場合は、翌日の入金日まで有効とする。

 ・ゼッケン・ピット 年間予約済みの参加者も、エントリー期間内のエントリーが必要となる。 

3.参加費用

 (1)エントリーフィー(開催内容を参照。)

 ・受付期間に銀行振込 ライダーは1名のみ (保険料含む)

 (2)車番発信機使用料 ・1台 1,000円。(当日受付時に現金払 持参したMYLAPSを使用する場合は無料)

 ・エントリー時にレンタルか持参するかを選択、持参の場合はMYLAPS番号を入力する。

 ・ゼッケン・ピット 年間予約済みの参加者は無料。

 4.申し込み方法 ・インターネットでの申込(HP参照)

 ・ホームページにて必要事項を入力し、エントリーフィーを振り込み入金する(振込手数料は参加者負担)

 5.希望ゼッケンについて

 ・ゼッケン・ピット 年間予約済みの参加者は、年間固定の希望ゼッケンを取得することができる。

 ・ゼッケン・ピット 年間予約済みの参加者と被らないゼッケンであれば、参加申込時に希望ゼッケンを受け付ける。

  但し、正規の申込期間のみ。

 ・重複した場合は申し込み順とするが、希望に添えない場合は事務局が割り当てる。

 ・希望ゼッケンは2桁までの数字とする。

 6.車両、ライダーの登録 

(1)登録 ・参加申込時点で車両を登録していなければならない。

 ・車両の変更は参加条件を満たしていれば変更料2,000円を払って変更できる。 (正規参加申し込み締切日までは変更料は不要。) 

(2)変更 ・登録の変更は、正規参加申し込み締切日までは変更料不要で受け付ける。

 ・レース10日前からレース当日の参加受付までは手数料2,000円にて受け付ける。

  ただしクラス変更は不可とする。 手数料はレース当日の受付時に現金にて支払うこと。 

7.参加受理

 ・参加者は出場申込みの時、大会特別規則に明示する参加料金を支払わなければならない。

 ・いったん受理された参加料金は競技会の延期及び中止等に合致する以外は払い戻しされない。

 ・参加料金の入金を持って、参加受理とする。

 ・参加受理は、申し込み締め切り後、原則としてHPにて通知する。

 ・ホームページにてエントリーリストに掲載された場合は、受理を完了しているものとする。

 ・タイムスケジュール・参加要項はホームページにて告知する。

 8.選手受付

 ・参加者は定められた時間と場所において、選手受付をしなければならない。

 ・選手受付では、署名捺印済の参加受理書兼誓約書、印鑑、運転免許証、健康保険証を持参すること。

  ※注:選手受付を済ませていないと車両検査は受けられない。

 9.車両検査

 ・参加者は決められた時間内に車検場において車両及びライダーの装備の検査を受けなければならない。

 ・装備について、下記の条件を満たしていない選手は、出走できない。

 10.ライダー装備 

 ・革ツナギ(2ピース可)、レーシンググローブ、レーシングブーツを着用すること。

 ・MFJロードレース国内競技規則に合致した装備が望ましい。

 ・脊髄パッド、ヘルメットリムーバー、チェストプロテクター、エアバッグの装着を推奨する。

 ・ヘルメットはMFJ公認のロードレース用フルフェイス型を着用すること。

  ※車検にて装備の検査を受け、不合格の場合は、出走は出来ない。

 11.ライダーズブリーフィング

 ・出走するライダーは、出席が義務づけられる。

  ※欠席した場合、出走が認められない。

 12.公式予選、決勝グリッド

 ・全てのライダーは公式予選に参加しなければならない。

 ・原則SPクラス、ST125クラスは混走(ただし各クラスが8台以上の場合は別枠とする)

  NSF100HRC トロフィー・HRC GROM Cupは台数に関わらず混走とする。

 ・公式予選は、タイム計測予選とする。計測時間は公式通知によって発表される。

 ・公式予選のベストタイムの早い順に、決勝スタートのグリッドを決定する。

 同タイムの場合はセカンドベストタイム でグリッドが決定される。 

・公式予選にて、タイムが計測できなかった選手は、嘆願書により決勝レースへの出走希望が提出できる。 

 決勝への出走が認められた場合は、グリッドは最後尾となる。

 13.決勝スタート方式、および決勝レース

 ・スタートはスタンディングスタートで行われる。

 ・決勝レース、スタート方式の詳細は、公式通知およびブリーフィングにて発表される。

 ・決勝レースの周回数は10周、FN4-50クラスは7周で行われる。

 14.レースの終了、順位の判定、完走

 ・規定の周回数を経過した時点で、トップの選手がゴールしたら、他の選手はその時点の周回を終え、ゴールラインを通過した時点で終了

 となる。

 ・順位は優勝者にチェッカーフラッグ提示後、ゴールラインの通過順とする。

 完走はトップ周回数の76%以上。

 15.車両保管および再車検

 ・決勝終了後、入賞者の車両を保管し再車検を行う場合があるので、クルー、入賞者の同伴者は再車検の指示 があった場合すぐに応じられ

 るよう車両スタンド、工具などを準備して指定場所に待機すること。

 16.賞典

 ・以下の賞が設けられる。

 ①正賞(参加台数により異なる)

 ②副賞(参加台数により異なる) 詳細は公式通知によって示される。

 17.抗議 

・基本的に抗議は受け付けない。但しどうしても抗議をしたい場合はMFJ国内競技規則に準ずる。

 ・抗議により車両分解検査に要した費用は、その抗議が不成立の場合は抗議提出者が支払う。 その際の分解検査費用は開催者が算出する。 

18.参加者の遵守事項

・すべての参加者は競技中の信号合図を遵守しなければならない。

 ・参加者は競技期間中、競技役員の指示に従わなければならない。

 ・参加代表者は自身の行動はもちろん自チーム員の行動や言動について責任をもつこと。

 ・時間厳守で行動すること。

 ・上記事項を遵守し、安全とマナーの向上を励行しなければならない。 

19.主催者の権限

 ・主催者は下記の権限を有する。

 ①参加申込の受付について、理由を明らかにすることなく受理の選択拒否することができる。

 ②大会スポンサーの広告を参加車両に貼り付けさせることができる。

 ③すべての参加者の肖像権、参加車両の写真、映像等の報道出版等に関する権利を有し、その権限の 第三者使用を許可できる。

 ④レースの延期・中止を決定することができる。

 20.シリーズポイント

 ・各クラス上位6位までの選手に、台数に関係なくシリーズポイントが与えられる。


 決勝順位  1位 2位  3位  4位 5位 6位

 ポイント   10P   7P 5P 3P 2P 1P


 ・シリーズポイントは、クラス別集計する。

 ・年間獲得ポイントにより、年間シリーズ賞の表彰をする。

 ・決定方法:年間を通じて、得点の多い順より、シリーズ賞を決定する。

 A.同ポイントの場合は、上位入賞回数の多いほうが上位とする。

 B.Aでも決定できない場合は最終戦の順位で決定する。

 C.Bでも決定できない場合はポイント取得回数の多い順で決定する。

 ※年間タイトル表彰は、各クラスのシリーズ戦に年間2戦以上参加したライダーを対象とする。

 21.NSF HRCトロフィーグランドチャンピオンシップ

・ジュニアチャンピオンシップ参加資格

 ・下記のレースに2戦以上参戦することにより、HRCのレギュレーションに準ずる参加資格を得ることができる。

 開催日 大会名 

4月 7日(日) タマダカップ 第1戦 スプリントレース 「NSF HRCトロフィー」クラス 

5月26日(日) タマダカップ 第2戦 スプリントレース 「NSF HRCトロフィー」クラス

7月 7日(日) タマダカップ 第3戦 スプリントレース 「NSF HRCトロフィー」クラス

9月 8日(日) タマダカップ 第4戦 スプリントレース 「NSF HRCトロフィー」クラス

 22.HRC GROM Cupグランドチャンピオンシップ参加資格

 ・下記のレースに2戦以上参戦することにより、HRCのレギュレーションに準ずる参加資格を得ることができる。

 開催日 大会名

4月 7日(日) タマダカップ 第1戦 スプリントレース 「HRC GROM Cup」クラス

5月26日(日) タマダカップ 第2戦 スプリントレース 「HRC GROM Cup」クラス

7月 7日(日) タマダカップ 第3戦 スプリントレース 「HRC GROM Cup」クラス

9月 8日(日) タマダカップ 第4戦 スプリントレース 「HRC GROM Cup」クラス 

・参加希望者の資格

 ・「GROM Cup DUNLOP 杯RC」へのエントリー資格は、2024年中にアドバンスクラスに移行した場合でも、 ルーキークラスで2戦以上

 の参戦実績があれば参加できる。

 ただし、アドバンスクラスに参戦してポイントを獲得した場合は、「GROM Cup DUNLOP杯RC」 に参戦できない。

 ・国際ライセンス所持者は「GROM Cup DUNLOP杯GC/RC」共に参加できない。 

SPクラス(2サイクル車両50cc以下、4サイクル車両100cc以下)

 4 サイクル100cc、2サイクル50ccまで (KSR110、GROM125、Z125はOK) 

・エンジンは基本的にノーマルである事。シリンダーとガスケットの組み合わせ等、同年式を使用している事。 

 ・改造、変更が認められる項目(下記の項目以外の改造・変更は認められない) 

(1)排気量 ・2サイクル50cc、4サイクル100ccまでとし、生産国、型式などの制限をしない。

 ・KSR110は、排気量がノーマルの場合の110ccまでとする。 

 ・GROM125およびZ125は、排気量がノーマルの場合のみ、125ccまでとする。

(2)吸排気系 ・キャブレターのジェット類、ニードル類の変更。 

 ・キャブレター本体は公認キャブレターであっても交換は不可とする。(4サイクル車のみ可) 

 ・エアークリーナーエレメントの取り外し。エアークリーナーボックスの取り外し。エアーファンネルの取り付け。 

 ・キャブレターボックスの取り付け。(但しラム圧等の加圧されるシステムは禁止)  

 ・インジェクションの車両はフルコン&サブコンへの交換可 

 ・インジェクションからキャブレターへの換装不可。 

(3)エンジン ・2サイクル車両の分離給油のオイルポンプ、およびその関連部品の改造、変更及び取り外し。 

 ・4サイクルエンジンのヘッドカバーの加工、交換。 

 ・ブローバイガスホースの増設、内圧コントロールバルブの取付。 

 ・アクセルワイヤー、アクセルグリップ部、オイルポンプ作動用ワイヤーの改造、変更。 

 ・ミッションギアーのレシオの変更。ただし、クランクケースカバーの改造・変更を伴う変更は認められない。 

 ・ラジエーター、サーモスタットの改造、変更。 

(4)車体関係

 ①全車両共通 

 ・フロントサスペンションの変更は純正部品の範囲で他の車両よりボルトオンにて流用は可。 

 ・スプリングの変更、イニシャルアジャスターの取り付け、インナーパーツ(シートパイプ、スプリングなど)の改 造・変更。 

 ・スタビライザーでの補強は可。また、ダストシールの変更、取り外しも可。

 ・フロントフェンダーの変更。ただし、取り外しは禁止。(フルカウル装着車のみ可) 

 ・リアサスペンションユニットの交換。(ボルトオンのみ可)

 ・ステアリングダンパーの取り付け。ただしステアリングストッパーとの兼用は禁止。

 ・ブレーキシステムの変更は純正部品の範囲で他の車両よりボルトオンにて流用は可。 (例:XR モタードのブレーキ系をエイプに装着など。) 

4サイクル車両に限り、社外品への変更可。

 ・スピードメーターケーブル、駆動用のギアの取り外し。ただし、ホイールアッセンブリーの変更は禁止、 ホイールカラーの変更可。

 ・ホイールの変更は同一メーカー同サイズの純正部品の範囲でボルトオンにて流用は可。

 ・タイヤの変更。ただし、一般市販され、通常ルートで購入可能なタイヤに限定され、 摩耗限度を超えたものは、認められない。また、グルービング、カッティングは禁止。 (スリックタイヤも禁止)

 ・チェーンサイズの変更。 ・チェーンカバーの取り外しは、フロント(ドライブ)スプロケット、リア(ドリブン)スプロケットのどちらに関しても 不可。但しその機能を満たす同一形状の物への変更、もしくはリアフェンダーがスプロケットカバーの機能を 完全に満たしている場合の取り外しは可。

 ・ハンドルバー、トップブリッジの改造、変更。

 ・フロントカウルの材質変更、取り外し可。シートカウルの形状、および材質の変更。

 ・メーター類の改造、変更。 ・ガソリンタンクの加工。フューエルパイプ、フューエルコックおよび給油口の改造、変更。

 ・リアフェンダーの変更および取り外し。

 ・ステップペダルの改造、変更。但し安全規定を満たしている事。

 ・タイヤウォーマーおよびレインタイヤの使用は可とする。

 ・フロントおよびリアブレーキのパッド、シューの材質の変更。ホース、ワイヤー、レバーの変更。

 ②4サイクル車両

 ・フレームの変更は可。(NSR フレームにAPE/XR のエンジン搭載等) 

・キャブレターおよび口径の変更は可。

 ・ハイカムの使用は可。

 ・アンダートレイ/フェアリング下部オイル受けの取り付け エンジンの破損、故障時にそのエンジンオイルを最低0.5L保持できるオイル受けの構造になっていること。 やむをえず、取り付けできない場合は、破損時の損害賠償の承諾書を提出すること。

 ・オイルキャッチタンク オイルキャッチタンクは必ず装着すること。そのオイルブリーザーラインはオイルキャッチタンクを通って、 エンジンのエアー吸入口に還元されること。

 ・オイルクーラーの取り付けは可。 オイルクーラー取り付けのためのノーマルクランクケースの加工、社外品クランクケースの使用も可。

 ③リミッター・電装系

 ・イグニッションコイル、スパークプラグ、プラグキャップ、プラグコードの交換。

 ・ワイヤーハーネスの改造、変更。 ・リミッターのカット。CDI ユニットの改造、変更。・バッテリーの変更、取り外し。

 ・キルスイッチの改造、変更。ただし、ハンドルを握って操作できる位置に取り付けられていなければならない。 メインキーを取り外した場合はキルスイッチを装着すること。 


ST125クラス

4 サイクル125cc以内、前後ホイール17インチ以上の市販車両 

・4ストロークエンジン125cc以内の市販車両。

 ・基本レギュレーションはSPクラスに準ずる。

 ・エンジン、フレーム基本構成は市販状態のままであること。

 ・前後ホイールは17インチ以上であること。

 ・タイヤウォーマーおよびレインタイヤの使用は可とする。

 ・ハイカムへの交換は認められない。

 ・始動装置(セルモーター・キックペダルに伴うギヤ等も含む)の取り外しは不可。

 ・始動装置が2系統以上ある場合(セルモーターとキックペダル等)1系統を残し、 その他の始動装置(セルモーター・キックペダルに伴うギヤ等も含む)は取り外し可。 

HRC NSF100トロフィー

HRC GROM Cup

GROM125 HRC GROM Cup規定車両 アドバンス・ルーキークラス (54秒以上)

・HRC GROM Cupの車両規定を適用。 

FN4-50クラス

 4 サイクル車両50cc以内、FI車両のみ 

・エンジンはノーマルである事

 ・改造、変更が認められる項目(下記項目以外の改造・変更・流用は認められない) 

 (1)排気量 

・4サイクル50cc FI 車両のみとし、日本国内メーカーのみの車両とする。

 (2)吸排気系

 ・マフラーの変更・改造は禁止・ただし同一メーカー・4サイクル50ccの流用は可。

 ・サスペンションに干渉するエアクリーナーボックスの最低限のオフセットは可。

 (3)エンジン

 ・ノーマルエンジンとし、改造・変更は禁止。ただしバルブ摺り合わせや、シートカット等の最小限のメンテナンス は可。

 ・純正部品の同一品番の流用は可。ただし社外製補修用エンジン部品・ガスケット等は禁止。

 ・サーモスタッドの取り外し、変更。

 ・アクセルワイヤー、アクセルグリップ部の改造、変更。

 ・セルモーターの取り外し。但しキックスターターで始動出来る事。

(4)駆動系 

 ・駆動系は、同一メーカー・同排気量の純正部品で、無加工・無改造で流用出来る部品への変更。

 ・ウエイトローラー・シムワッシャのみ社外部品への交換。

 ・駆動系カバーの改造・形状変更は禁止。 ・転倒により穴が空いた場合、塞ぐ目的の溶接などは可。

 ・駆動カバーのガスケット取り外し。

 ・駆動内部品のグリス変更。

 ・キックスターター部品の取り外し。但しセルモーターで始動出来る事。

(5)車体関係 

・リアサスペンションユニットの交換(ボルトオンのみ可) 

・コンビブレーキ機構の解除・解除に伴いブレーキマスターシリンダーの変更。

 ・フロントサスペンションの変更は同一メーカー、同排気量の流用。

 ・スプリング・インナーパーツ(シートパイプ、スプリングなど)の同一メーカー、同排気量の流用。

 ・フロントサスペンションセッティングの為のインナーフェンダー最小限の加工。

 ・ステム・ブレーキ・ホイールの同一メーカー・同排気量の純正部品の流用。

 ・スピードメーターケーブル

 ・駆動ギアの取り外し。

 ・タイヤの変更。ただし、一般市販され、通常ルートで購入可能なタイヤに限定され、摩耗限度の超えたものは、認められない。また、グルーティング、カッティングは禁止。レインタイヤは可。(スリックタイヤも禁止) 

・メーター類の改造、変更。

 ・フォークダストシールの変更、取り外し。

 ・ホイールダストシールの取り外し。

 ・レーシングスタンド、リアサスペンションユニット取付ステーの追加

 ・カウルの形状、および材質変更。

 ・シート内のウレタン加工、シート表皮の材質変更。

 ・ステッププレートの変更、追加。但し安全基準を満たしている事。

 ・フロントおよびリアブレーキのパッド、シューの材質変更。ホース、ワイヤーレバー変更。

 ・ハンドルグリップの変更。

 ・バーエンドキャップの変更、取付。

 ・フレームサイドスタンドステーの切除。但し安全基準を満たしている事。

 (6)リミッター・電装系 

 ・スパークプラグ・プラグキャップの変更。

 ・バッテリーの変更。但しバイク用以外の物への変更は禁止。

 ・メインスイッチの取り外しは不可。メインスイッチでエンジンが停止出来る事。転倒時にカギがコース場に落下 しないようにする事。

(7)空冷2 バルブ車特例レギュレーション

 ・駆動系は他メーカー・同排気量の純正部品で、無加工・無改造で流用出来る部品への変更は可。

 ・フロントサスペンション・ステアリングステムの他メーカー・同排気量の流用、流用の為の加工可。 ただし、ハンドルストッパーが機能する事。

 ・ノーマル形状タイプの社外製マフラーへの変更。 ・エアクリーナーエレメントの取り外しは可、エアクリーナーボックスの取り外し変更は不可。 

耐久レース

開催クラス SP ST125 NSF100 チャレンジクラス

耐久レース規則 

 1.参加資格

 ・最低一度はサーキット走行の経験のある方

 ・未成年者のエントリーは参加申込書に親権者の署名、捺印(実印)が必要、印鑑証明書を添えてエントリーのこと。

 (印鑑証明書は確認後、返却される。)

 ・18才以下の選手は親権者もしくは親権者より委任された保護者がピットクルーとして登録され、競技会当日に 同伴しなければならない。(選手受付

 はライダー本人が親権者同伴で行うものとする。)

 2.参加申し込み受付期間

 ・開催日の1カ月前より10日前とする。締切日が土曜・日曜・祝祭日の場合は、翌日の入金日まで有効とする。

 ・ゼッケン・ピット 年間予約済みの参加者も、エントリー期間内のエントリーが必要となる。 

 3.参加費用

 (1)エントリーフィー

 ・2.開催内容を参照。

 ・受付期間に銀行振込 ライダーは1名~3名 (保険料含む) 

(2)車番発信機使用料 

・1台 1,000円。(当日受付時に現金払 持参したMYLAPSを使用する場合は無料)

 ・エントリー時にレンタルか持参するかを選択、持参の場合はMYLAPS番号を入力する。

 ・ゼッケン・ピット 年間予約済みの参加者は無料。

  4.申し込み方法

 ・インターネットでの申込(HP参照)

 ・ホームページにて必要事項を入力し、エントリーフィーを振り込み入金する(振込手数料は参加者負担) 

  5.希望ゼッケンについて

 ・ゼッケン・ピット 年間予約済みの参加者は、年間固定の希望ゼッケンを取得することができる。

 ・ゼッケン・ピット 年間予約済みの参加者と被らないゼッケンであれば、参加申込時に希望ゼッケンを受け付ける。

  但し、正規の申込期間のみ。

 ・重複した場合は申し込み順とするが、希望に添えない場合は事務局が割り当てる。

 ・重複した場合は申し込み順とする。

  希望ゼッケンは2桁までの数字とする。

  6.車両、ライダーの登録

 (1)登録 ・参加申込時点で車両を登録していなければならない。

 ・車両の変更は参加条件を満たしていれば変更料2,000円を払って変更できる。 (正規参加申し込み締切日までは変更料は不要。)

 (2)変更

 ・登録の変更は、正規参加申し込み締切日までは変更料不要で受け付ける。

 ・レース10日前からレース当日の参加受付までは手数料2,000円にて受け付ける。

  ただしクラス変更は不可とする。 手数料はレース当日の受付時に現金にて支払うこと。 

 7.参加受理

 ・参加者は出場申込みの時、大会特別規則に明示する参加料金を支払わなければならない。

 ・いったん受理された参加料金は競技会の延期及び中止等に合致する以外は払い戻しされない。

 ・参加料金の入金を持って、参加受理とする。

 ・参加受理は、申し込み締め切り後、原則としてHPにて通知する。

 ・ホームページにてエントリーリストに掲載された場合は、受理を完了しているものとする。

 ・タイムスケジュール・参加要項はホームページにて告知する。

 8.選手受付

 ・参加者は定められた時間と場所において、選手受付をしなければならない。

 ・選手受付では、署名捺印済の参加受理書兼誓約書、運転免許証、健康保険証を持参すること。

  ※注:選手受付を済ませていないと車両検査は受けられない。

 9.車両検査

 ・参加者は決められた時間内に車検場において車両及びライダーの装備の検査を受けなければならない。

 ・装備について、下記の条件を満たしていない選手は、出走できない。

 ・参加車両の変更は、条件を満たしていれば変更料2,000円を払って変更できる。

 ・登録の変更は参加申し込み締切後、当日の車検時しかできない。(但し、エントリークラスが同じ車両のみ可)

 10.ライダー装備

 ・革ツナギ(2ピース可)、レーシンググローブ、レーシングブーツを着用すること。

 ・MFJロードレース国内競技規則に合致した装備が望ましい。

 ・脊髄パッド、ヘルメットリムーバー、チェストプロテクター、エアバッグの装着を推奨する。

 ・ヘルメットはMFJ公認のロードレース用フルフェイス型を着用すること。

  ※車検にて装備の検査を受け、不合格の場合は、出走は出来ない。

 11.ライダーズブリーフィング

 ・出走するライダーは、出席が義務づけられる。

  ※欠席した場合、出走が認められない。

 12.公式予選、決勝グリッド

 ・予選を行い、グリッドを決定する。

 ・チームに登録されたライダーであれば、だれでも予選を走行することは可能で、予選中のライダー交代も可能とする。

 ・複数のチームがタイム計測なしの場合は、嘆願の申請順でグリッドを決定する。 

13.決勝スタート方式、および決勝レース

 (1)決勝スタート ・スタートはルマン方式で行われる。

 ・コースインゲートに、スタート順に整列、マーシャルに従ってコースインしグリッドに整列する。

 ・グリッドに整列し日章旗の合図でレーススタート。

 ・押し掛けスタートの場合はピットスタートとなる。

 (2)ライダー交替・義務周回数(複数名ライダーの場合)

 ・ライダー交替は指定場所にピットインしエンジンを完全に停止した状態で行なう。

 ・登録されたライダーはレース時間内に必ず走行しなければならない。

 ・周回数確認のため、ライダー交代時には申請を行うこと。

 ・ライダー交替時の申請漏れにはペナルティが課される。

 (3)ピットイン義務(ライダー1名のみの場合)

 ・レース時間内に最低一度は指定場所にピットインし、申請を行わなければならない。

 ・ピットイン申請は車両を完全に停止させた状態で行う。ただしエンジンは停止しなくてよい。

 ・ピットイン義務違反、ピットイン申請漏れにはペナルティが課される。

 (4)ショートカット

 ・コースをショートカットした場合は、1周減算のペナルティーが科せられる。

 (5)ピット作業

 ・パドック内は押し歩きのみ認められる。

 ・ピットエリアにおいてライダー交替、車両に対する作業を行う場合、エンジンを停止しなければならない。

 ・パドックでの車両に対する作業は、指定ピットを通過しウェイティングエリア外で許可される。

 ・再コースインは、指定コースイン場所より行うこと。

 (6)燃料補給

 ・給油はエンジンが停止され、車両がスタンドにより確実に、安全に支持された状態で行うものとする。

 ・給油中は他の作業は一切行ってはならない。

 ・給油器具は消防法適合の給油器具、または金属製の給油器に限る。 プラスティックのポンプやジョッキでの給油は禁止。

 14.レースの終了、順位の判定、完走

 ・レース終了は、規定の時間を経過した時点でのチェッカーフラッグ提示によりトップ車両がゴールした後、60秒 経過時点とする。

 ・順位はチェッカーを受けた完走者の中から周回数の多い順に決定される。同周回数の場合はゴールラインの通過順とする。

 15.車両保管および再車検

 ・決勝終了後、入賞者の車両を保管し再車検を行う場合があるので、再車検の指示があった場合すぐに応じられるよう車両スタンド、工具などを準備して指定場所に待機すること。

 16.賞典 ・以下の賞が設けられる。

 ①正賞(参加台数により異なる)

 ②バラエティ賞(各大会につき定められる。)

 ③ポールポジション賞(総合) 詳細は公式通知によって示される。

 17.抗議

 ・基本的に抗議は受け付けない。但しどうしても抗議をしたい場合はMFJ国内競技規則に準ずる。

 ・抗議により車両分解検査に要した費用は、その抗議が不成立の場合は抗議提出者が支払う。 その際の分解検査費用は開催者が算出する。 

 18.参加者の遵守事項

 ・すべての参加者は競技中の信号合図を遵守しなければならない。

 ・参加者は競技期間中、競技役員の指示に従わなければならない。

 ・参加代表者は自身の行動はもちろん自チーム員の行動や言動について責任をもつこと。

 ・時間厳守で行動すること。

 ・上記事項を遵守し、安全とマナーの向上を励行しなければならない。

 19.主催者の権限

 ・主催者は下記の権限を有する。

 ①参加申込の受付について、理由を明らかにすることなく受理の選択拒否することができる。

 ②大会スポンサーの広告を参加車両に貼り付けさせることができる。

 ③すべての参加者の肖像権、参加車両の写真、映像等の報道出版等に関する権利を有し、その権限の 第三者使用を許可できる。

 ④レースの延期・中止を決定することができる。 

 20.シリーズポイント

 ・決勝グリッドの上位5チームには、総合順位に基づきシリーズポイントが与えられる。


 予選順位 ポイント

 1位   2位 3位  4位  5位

 5P   4P 3P  2P  1P


 ・各クラス完走上位5位までのチームに、台数に関係なくシリーズポイントが与えられる。

 ・6位以下完走したチームには完走ポイントとして1Pが与えられる。

   (条件としてトップの周回数2/3以上の周回・登録ライダー全員の走行・チェッカーを受けること)


 決勝順位  1位     2位  3位  4位  5位  6位以下完走

ポイント  10P  7P      5P  3P      2P            1


 ・シリーズポイントは、クラス別に集計し、チームに与えられる。

 ・年間獲得ポイントにより、年間シリーズ賞の表彰をする。

 ・決定方法:年間を通じて、得点の多い順より、シリーズ賞を決定する。

  A.同ポイントの場合は、上位入賞回数の多いほうが上位とする。

 B.Aでも決定できない場合は最終戦の決勝順位で決定する。

 C.Bでも決定できない場合はポイント取得回数の多い順で決定する。

 ※年間タイトル表彰は、各クラスのシリーズ戦に年間2戦以上参加したチームを対象とする。 

チャレンジクラス(CH)

・参加可能な車両は下記の通りとする。

 (1)ベース車両 

・市販車両であること。レーサーベースは不可(HRCグロムは可)。 スクーターは不可。

 排気量 2サイクルは50cc未満、4サイクルは125cc未満 ホイールサイズ 17インチ未満 

・基本レギュレーションはSPクラスに準ずる。

 ・インジェクションからキャブレターへの換装不可。

 ・ミッションレシオの変更は可。ただし変速段数の変更は不可。

 ・純正以外へのホイール交換不可。 

・ハイカムおよびスロットルボディの交換可。

 ・フルコン&サブコンへの交換可 

本規則の施行 

・本大会特別規則『2025年 タマダカップ』に適応されるもので、?月?日より施行される。